2018年9月22日放送の世界一受けたい授業で、自衛隊防災BOOKを元にした授業がやっていました。
被災したばかりだったので、食い入るように見てしまいました。
当記事では、元被災者の私が、
- 世界一受けたい授業で紹介されたテクニック
- 自衛隊防災BOOKで役立つテクニック
- 個人的な防災対策
をお伝えします。
災害はいつやってくるか分かりません。
緊急時に動けるように、知識は事前に蓄えておきましょう!
目次
自衛隊の防災テクニックまとめ
自衛隊の防災テクニックまとめです!
手ぬぐいを常に持ち歩く
自衛隊員が普段から持ち歩いているものは手ぬぐいです。
色々な使い道があるようです。
- 口を覆ってマスク代わりにする
- 怪我をした時の止血に
- 骨折した時に三角巾として
- 女性でも破けるので、紐代わりに
子供に教えたい公衆電話の使い方
今どきの子供は公衆電話の使い方を知りません。
子供に使い方を教えた上で
- 公衆電話は、災害時に優先してつながること
- 停電していても、硬貨を入れれば使えること
を共有しておいてあげると良いでしょう。
車のガソリンは常に半分以上を保持する
自衛隊員はいつでも、車のガソリンを半分以下にしないらしいです。
私の友人が札幌で被災したときも、ガソリンが無くて動けないと言っていました。
地震の時は上を向く
外出中に地震があったら、落下物から身を守る必要があります。
この時、下を向くのが良いと思いがち…
しかし、実は違います。以下の行動が理想的です↓
- 常に上を確認して落下物に注意する
- 移動できたら、広場や耐震構造ビルへ逃げ込む
懐中電灯の効率的な使い方(ランタン代わり)
暗闇で、懐中電灯で照らせるのは一部だけです。
しかし、懐中電灯の先端に、ポリ袋をつけるだけでランタン代わりに使えます。
長時間使用すると袋が熱くなるので注意しましょう。
バターをロウソク代わりにする
バターをろうそく代わりに出来ます。
- ティッシュでこよりをつけて、ろうそくの芯の代わりにする
- こよりの先端にバターを塗り込む
- こよりをバターに差し込む(芯の代わり)
- 火をつける
バター100gで4時間燃えます。
ちなみにツナ缶でも代替可能でして、1缶で1時間燃えます。
※使った後は食べることも可能なので嬉しい
自衛隊式防寒術
寒い時の防寒方法です。
ビニールカッパを服の下に来てから上着を着ると、サウナスーツ効果により暖かくなります。
長い棒2本と上着で担架になる
長い棒2本と上着で担架になる…のですが、文字では伝えられないので省略します(本を読んでみてください)
缶切り無いときはコンクリートでこすると開けられる
缶切りがないときでも、缶詰を開けられます。
方法は簡単。
ゴツゴツした地面(コンクリート)の上で、缶詰をこするだけ。
自衛隊員が本気でやっても50秒かかっていました。
自衛隊防災BOOKの内容要約・ポイント【本を読んだので追記】
TVを読んで、本が気になったので読んでみました↓
自衛隊防災BOOKの目次は以下の通り。
- プロローグ まずは日頃からの「備え」が大切
- CHAPTER 01 災害時に役立つライフハック【発災時編】
- CHAPTER 02 災害時に役立つライフハック【被災時編】
- CHAPTER 03 日常生活に役立つライフハック
日頃の備え(防災)と、災害発生時の「ライフハック=テクニック」が100個あります。
個人的に「大切」だと思ったものをまとめました!
避難時は真夏でも長袖と長ズボンを着用すること
災害発生後に避難するときは、真夏でも長袖と長ズボンを着用しましょう。
いちばん重要なのは「怪我をしないように肌を守ること」です。
そのためには、肌を露出しない服(長袖、長ズボン)を着るようにしましょう。
可能であれば、ナイロンよりも木綿のほうが良いとのこと。
「燃えにくさ」がポイントです。
※そこまでやるのは、しんどい気もします。出来る範囲でやりましょう
断水時にはポリ袋をバケツ代わりにする
災害で断水した際に使える技として「ポリ袋をバケツ代わりにする」という技があります。
大きめのポリ袋を重ねれば、水を入れることが出来ます。
この際、水は袋の半分までに抑えることがポイントです。
災害発生時に「枕元」に置いておいたほうが良い3つの物
災害発生時に「枕元」に置いておいたほうが良いものは3つあります。
- スリッパや靴
- 懐中電灯
- 笛(ホイッスル)
地震発生時には、窓ガラスやテレビの液晶画面などが散乱し、歩く(避難する)のが困難となります。
そこで、必ず靴やスリッパなどを用意しておきましょう。
私も地震を経験したから言えるのですが、玄関まで悠長に靴を取りに行く暇はありません。
可能であれば、避難用に一足用意しておくのが良いでしょう。
懐中電灯はもちろん、停電時に役立ちます。
現在はスマホがあれば、懐中電灯代わりになります。
しかし、停電時には充電が出来ないので「懐中電灯代わり」にスマホを使うのはオススメしません。
笛は、家具などに潰されて身動きが取れなくなった時に、「救助を呼ぶ」のに役立ちます。
100均でもいいので、必ず用意しておいたほうが良いでしょう。
自衛隊の私服は「防水仕様」が多い
自衛隊の私服は「防水仕様」が多いようです。
とくにアウトドアブランドの防水服なら、機能性とオシャレなデザインの両方を叶えてくれるので、優れものです。
※オススメは「GORE TEX」素材です。完全防水なので、緊急時以外の日常(雨の日の外出、アウトドアなど)の場面で役に立ちます
【まとめ】自衛隊防災BOOKは買って損はありません
自衛隊防災BOOKは、災害時に知るべき知識がコンパクトに書かれていました。
防災対策の本を一冊選ぶなら、まずはコレかな、というのが感想です。
紹介した内容以外にも役立つ情報が多数あります。
防災準備をしたい方は気軽に読んでみると良いですよ。
こちらの「被災経験を元に非常時の持ち出し袋と日用品リストをまとめた」という記事も参考になると思います。