サカナクションをRising Sun Rock Festivalで生で見て衝撃を受けて以来、ファンになりました。
そんな私の独断と偏見によるオススメ楽曲を5つ厳選しました。
先にネタバレするとこんな感じ(Youtubeリンクあり)↓
- 「モノクロトウキョー」
- 「ナイトフィッシングイズグッド」
- 「ネイティブダンサー」
- 「目が明く藍色」
- 「グッドバイ」
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目次
サカナクションとは?どんなバンド?
サカナクションについて簡単にまとめました(知っている人は飛ばしてください)
- 北海道札幌出身のロックバンド
- 2005年に結成
- 2006年夏に『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO』の公募選出枠「RISING★STAR」に選ばれて出演
- 2007年ビクターエンタテインメントよりアルバム『GO TO THE FUTURE』でメジャーデビュー。
- ボーカル、ギター、作詞作曲も手掛ける山口一郎を中心とした男女5人組である
- バンド名は「魚」と「アクション」の単語を組み合わせた造語。ひねくれたこと・いい意味でふざけたことをやりたいため、バンド名にはあまり用いられない「サカナ」と、変化を恐れずにやるという意図の「アクション」の2つの単語を組み合わせた。
サカナクションのオススメ曲BEST5の解説と感想
「モノクロトウキョー」
おすすめ曲の1つ目は「モノクロトウキョー」です。
東京に上京してきたときに描いていた理想の生活と、現実の辛さのギャップを思い出し、胸が痛む曲です。
東京 モノトーン
憧れ フルカラー
(引用:モノクロトウキョー)
いつまでも個人にとっての理想、あこがれはフルカラーで色あせない。
現実がどうであれ。
徹夜明けの朝、ふと聞こえたこの曲が、自分の状況と完全にマッチして、ひどく動揺した記憶があります。
新宿の朝とか汚くて、にぎやかさが消えた分、もの悲しいですけど、そんな情景が浮かびます。
午前5時の都会は妙に罪深い
高層ビルが湿った壁に見えました
(引用:モノクロトウキョー)
東京に限らず、環境が変わった人に響く曲だと思います。
この曲が好きな人はきっと「くるり」の「東京」も好きだと思うので聞いてみてください!
「ナイトフィッシングイズグッド」
2つ目は「ナイトフィッシングイズグッド」です。
これだけは外せない。
サカナクションファンにベスト5を聞いたら必ず入るのではないでしょうか。
サカナクションらしい一曲です。
夜を感じさせる静かな曲調。
幻想的な空間を想起させる歌詞。
…と言うのは3分ほど経過するまで。
そこから一気に曲が加速します。
まるで魚が竿にかかったかのような、高揚。
かと思いきや、突然の合唱。
※あれです、クイーンの名曲「ボヘミアンラプソディー」のオマージュです。
この曲で、サカナクションの世界の奥深さに魅了された人も多いはず。
「ネイティブダンサー」
3つ目は「ネイティブダンサー」です。
ボーカル山口一郎さんはこの曲について以下のように語っています。
「北海道の景色と東京の景色を重ねている歌ですね、これは。頭のピアノのフレーズをザッキー(岡崎英美)が弾くんだけど、中指違うとか、和音が多いとか、ガチで向き合って作っていたんですよ。アルバムの1曲ずつ、それぞれが担当していて、僕が「ネイティブダンサー」を担当していたんですけど、デモを作ってみんなに聴かせた時に、「このままでいいよね」ってメンバーが言ったんです。それはすごく覚えてる。
愛美ちゃんが腕を組んで聴いていたのを覚えてるね。リビングに8万円くらいで買った制作用の5人全員座れるデスクがあったんですよ。僕は1番端っこに座って、5人全員でやっていましたよ。それを思い出すね。……でも、やっぱりみんな北海道に帰りたかったよね。
帰りたいって言わなかったけど。今をなんとか乗り越えよう、絶対に結果を出すぞって。1stアルバムと2ndアルバムが売れなかったから、東京に出てきて(3rdの)『シンシロ』が売れなかったら絶対に終わると思ったし、その時のことをすごく思い出します。」
先ほどの「モノクロトウキョー」もそうですが、住み慣れた安全な場所を出て挑戦している姿が曲から伝わります。
北海道の冬に降る「雪」。
自然にはらはらと舞い降ります、舞い踊ります。
ネイティブダンサーは、そんな「雪」のことを言っているのかもしれません。
「目が明く藍色」
オススメ曲4つ目は「目が明く藍色」です。
PVも秀逸。
曲も歌詞も深い。
何度も聞ける。
言葉遊びも面白いです。
目が明く藍色「megaakuaiiro」から、君=U=youがいなくなると、
目が赤い色「megaakaiiro」になります。
君がいないと泣いてしまうということ。
また、この曲がもともと入ったkikUUikiというアルバムのタイトルも同じ仕掛けです。
つまり君=Uがいなくなると、
ki ki ki
「き」が3つ残ります。君が残るということ。
「君がいなくなっても君が残る」…どういうことかはアルバムを聴いて感じてください(笑)
好きな曲5「グッドバイ」
私の最高に好きな曲5つ目は「グッドバイ」です。
曲のタイトル通り別れを描いた曲です。
言葉少なく、ストレートで抽象的な歌詞が並びます。
卒業、失恋、死別、退職。人生には多くの別れがついてきます。
PVは「男女が出会って、死別するまで」を描いたストーリーになっています。三途の川を渡り、死後の世界へ旅立っていくあの人。
それを見送る側の私の日々は残酷に流れていきます。世界は止まらない。
スタジオジブリ宮崎駿監督の「風立ちぬ」を彷彿とさせる、生と死、この世とあの世。
「生きて」と言われた私は、生き続けるしかないのです。
【まとめ】サカナクションのおすすめ曲まとめ
サカナクションのベストアルバム「魚図鑑」と、
私の好きなオススメ5曲を紹介しました。
- 「モノクロトウキョー」
- 「ナイトフィッシングイズグッド」
- 「ネイティブダンサー」
- 「目が明く藍色」
- 「グッドバイ」
ぜひ、聞いてみてください。
独自の世界観に引き込まれること、間違いありません。