BUMP OF CHICKENのrayという曲があります。
歌詞の中に含まれる言葉「生きるのは最高だ」に衝撃を受けた話です。
目次
BUMP OF CHICKENのrayの歌詞が衝撃だった
中高生の頃、BUMP OF CHICKENにハマりました。
天体観測もアルエもグロリアスレボリューションも何もかも懐かしい。
FLASH全盛期だったこともあって、BUMPの楽曲とAAが使われた動画を何度も見ていました。
アルバムの隠しトラックも好きでした。
星のアルペジオとか、何回聞いたかわからない。
夏フェスでバンプのライブを見た時は感動しました。
チャマがめちゃくちゃ飛び跳ねていた。
そして月日は流れ、サラリーマンとなった私は、日々の仕事に押しつぶされて生きています。
そんな中、youtubeのおすすめからBUMP OF CHICKENの曲が流れました。
久しぶりに聴いた曲は「ray」でした。
初音ミクのコラボや映像美も良いですが、それ以上に下記の歌詞が衝撃的でした
「生きるのは最高だ」
ポジティブで、ストレートな歌詞。
これを藤くん(ボーカルの藤原基央)が書いているとは。
一昔前は思えなかったです。
バンプの曲の歌詞は「思い通りにいかない人生」多めだった
私がBUMP OF CHICKEN(以下、バンプ)を聴いていたのは1st〜5thアルバムが主。
- 『FLAME VEIN』
- 『THE LIVING DEAD』
- 『jupiter』
- 『ユグドラシル』
- 『orbital period』
ティーンの私が、バンプの曲にハマった理由は以下の3つです。
- わかりやすい愛だ恋だの話ではなかった
- 歌詞に物語があった
- 人生の辛さ、個人の思いが歌われていた
特に「思い通りにいかないこと」や「自我、人の目」に翻弄される姿に自信を重ねました。
バンプの曲で印象的だった曲と内容
天体観測以前と言いますか、3rdアルバムまでの曲がいまだに心に残っています。
「リトルブレイバー」では、「大事なもののために勇気を持たねばならない」と歌っています。
これは勇気を持つことが困難ということの裏返しですね。
「バトルクライ」では、「強がり、ウソをついてでも、夢を見る」姿が描かれていました。
うまくいかない現状でも、虚勢を張って夢を信じる姿です。
「グングニル」では、「人々に笑われても、夢を信じ続ける」ことを、
「グロリアスレボリューション」では、「自分が自分を見限り、縛り付けている」ことを歌っています。
「Stage of the ground」では、「夢が叶わないことを知りつつ、自分が正しいと言い聞かせる」ようにも思えますし、
「Title of mine」では、「人に触れたいと直接的に言いたいけど言えない自分」を表しています。
バンプのrayの衝撃「生きるのは最高だ」
そんな風にバンプはずっと
- うまくいかない、人に認められない現状
- 人の目が気になる気持ちの弱さ
- 折れそうになりつつ、自身を励ましつつ、夢を追い求める姿
を歌っていたように思います。
そんなデビュー初期から、10年。
天体観測で一躍有名になり、supernova/カルマ、花の名などヒット曲を連発。
若い頃の「うまくいかないこと」「人の目」を気にした時期を脱して、「夢見続けた成功」に届いたのかもしれません。
そして生まれた「ray」の歌詞。
ストレートで、ただシンプルに強い。
◯×△どれかなんて
皆と比べてどうかなんて確かめる間も無い程
生きるのは最高だ
人の評価も関係なく、人の目も気にせず、ただ今の時を楽しめる。
なんていうか、BUMP自身の成功の軌跡と相まって、
人生捨てたもんじゃねえな、って思えるんですよね。
暗闇の中にある、シンプルな希望の光。
それに気づけただけで、なんとか生きていける。
背中を優しく押してもらえた。
そんな一曲でした。