気軽に読めて面白い「コミックエッセイ」まとめ

数年前に「コミックエッセイ」というジャンルを知り、ドハマリしました(100冊以上読みました)。

こんなにたくさん読めた理由は3つ

  1. 全編、絵や写真なので、いつでも気軽に読める
  2. 普段会うことのない面白い個人の体験が読める
  3. Web上の人気があるものが出版されがちで、面白いことが保証されている

ってことで、面白かった作品を、独断と偏見でまとめました

コミックエッセイのオススメ:生活を見直したくなる

普段マジマジと見ることが出来ない「他人の生活」を、コミックエッセイなら気軽に読めます。
自分の生活を見直す良いキッカケになりますよー。

 

おひとりさまのゆたかな年収200万円生活

給料が安い時代を生きるための、お手本となる本。

上京して10年、年収約200万円の派遣OLとして暮らしてきたおづさん。
お金があればあるだけ使ってしまう女子でしたが、「月の予算を12万円に決めた」ことで身のたけに合ったやりくりができるようになりました。

お気に入りの花瓶に花を活けたり、コーヒー豆を挽いてゆったり朝時間をすごしたり、くつしたでおしゃれを楽しんだり。
そんな自分らしく満たされた「ゆる節約生活」のヒントを描くコミックエッセイです!

★ズボラ自炊の味方 おいしい「ひき肉」レシピ
★100均ショップとのほど良い距離感
★手持ちの服ぜんぶをお気に入りにするには?
★超簡単!  貯金体質になるレシート活用術
★1万円でつくる京都おひとりさま「ついで」旅
など「衣・食・住」の暮らしの知恵を詰め合わせ♪

 

個人的なオススメは「お金の無駄遣い!20代の失敗かるた」です。
あるある過ぎるネタがたくさんあります。

  • 週に何度もカフェに行く
  • 冷凍食品をたくさん買う(自分で冷凍するほうが安い)

 

作者は「おづまりこ」さん。
色々と本を出しているので、コミックエッセイ好きなら一度は手にとったことがあるはず。

 

コミックエッセイのオススメ:外に出たくなる

インドアで、一日中引きこもっていられる私ですが、以下の本を読むと外に出たくなります。街には面白いものが溢れている!

 

カフェイン・ガール

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「カフェインガール」は東京の喫茶店を紹介する漫画です。

カフェ・喫茶店めぐりの魅力をカワイイ漫画で紹介するオールカラーコミック!! 著者は、喫茶店マニアとしてテレビや雑誌に登場し、ほぼ毎日喫茶店に通っている大の喫茶店好き。その喫茶店に関する情報力と愛情を、この一冊にいっぱい詰め込めました! 物語は、出版社に勤め、日々ストレスと戦う雑誌編集者見習いの杉下メルちゃんが、心のオアシスである喫茶店に訪れ、毎回、お店とメニューの魅力をご紹介。カフェインが入ると、メルちゃんにしか見えない心のお友だち、ゴーストとねこマスターが登場し、3人で和気あいあいと喫茶店トークを繰り広げる。

 

作者は「飯塚めり」さん。

「喫茶店に通うことは、時間のない都会のOLにとって、マッサージや小旅行のようなもの」という言葉に、男性サラリーマンの私も共感です(笑)

 

都内のカフェが色々と紹介されています。どこも素敵!!
脳内会議がはかどりますよね、カフェって。

カフェでの店員と知り合うことについて、以下のように述べています。

「覚えられること」を喜びとする人もいるでしょうがわたしはその逆…

むしろ「ストレス」と感じちゃうのです…

なにせ「外に出る引きこもり」体質なもので…

私も同じ性格なので分かります。
頻繁に行く店で「いつものですね」とか言われたら、足が遠のくタイプ。
(理解されづらいですが、そういう人もいるのです)

 

飯塚めりさんは喫茶店でお店の環境を乱さないように、机の下でコソコソと絵を書いているそうです。
その際に使っているのがマルマンのクロッキー帳だそうな。A6サイズくらいで絶妙なサイズ感。良いなー。

 

コミックエッセイのオススメ:日常で出会わない人々の世界を知れる

サラリーマンやっていると、毎日毎日同じ場所に行って、同じ人との付き合いしかありません。知らない内に「当たり前」が構築されてしまいます。
そんな時、コミックエッセイを読むと、「世の中には色々な世界があるんだなあ」と知ることが出来ますよ。

 

ホモ無職、家を買う

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ホモの作者が家を買うお話です。リフォームします。超楽しそう。

原作は「サムソン高橋」さん。
作画は「熊田プウ助」さんです。

商品説明をAmazonから引用します。

2014年初夏、その時点で貯金が900万円あったサムソン高橋が
買い物帰りの不動産屋で見かけた物件情報。
3階建て・駅徒歩5分・800万円……。
場所は東京23区内某所。
その値段につられ、ふらふらと吸い込まれるように店内に入って単刀直入に尋ねてみた。
「なんで安いんですか?」
「事故物件?」
それは土地代が入っていない30年の旧借地権の物件だった。
屋上に上がってみると、何度かハッテンしたことのある河川敷が遠くに見わたせた。
「なんか、買っていい気がする! 」
物件情報を見てからものの30分後、
サムソン高橋は仮契約のハンコを押していたのだ!?

めちゃくちゃ面白そうじゃないですか?

 

サムソン高橋さんのお金、日常生活、仕事の話が色々と聞けます。笑いと、切ない一瞬のコントラストが良いです。
色々と本を出しています。トラベルエッセイもあります。クレイジージャーニーにも出たとか!

 

文筆家の能町みね子さんも後半登場します。
登場というか、色々あります。読んでみてのお楽しみ。
(有名な話かもしれませんけどね)

 

理系夫とテキトー奥さん

理系人間必見の本です!一般の人の視点から、自分を見つめ直せます。

理系の自分が文系の方と接するとたまにあるのが

  • 「自分の中の当たり前」が通じない。
  • 「自明」なことが、理解されない。
  • どう考えてもこちらの方が「合理的」なのに、みんなそれを選択しない。

という感覚。わかります?
コレが普通だと思っていましたが、そうではないと本を読んで思い直しました。

 

テキトー奥さん(感性的な方)から見た、理系夫の姿が本の中で描かれているのですが、

  • 「なんで?」「根拠はなに?」といちいち確認する
  • 大学時代から家計簿をエクセルでつけていて、誰よりも細かい
  • 料理する時、理論を持ち出す
  • 美術館で鑑賞の仕方に困る

自分としては当たり前の行動でした。
しかし、コミックのネタになる程度には、大多数の行動ではない、と自覚させられます。

理系の旦那・彼氏を持つ方はさり気なく読ませてあげると良いと思いますよ。
悔い改めるかも(笑)

 

コミックエッセイのオススメ:とにかく笑える

コミックエッセイのギャグって結構トガッているもの多い気がします。私が個人的に好きなものだけまとめました。

 

腐女子のつづ井さん1~3

とにかく最高に面白いです。ネタが最高。
人がいない所で読んだほうが良いですよ、吹き出します。

【次にくるマンガ大賞 2015】Webマンガ部門 第2位! 大切なことは全て薄い本が教えてくれた――。ツイッターで注目を集める腐女子コメディーがついに書籍化! 描きおろしエピソードも大量収録!

 

Amazonの高評価も納得です。
あ、男性が読んでも面白いです。腐った要素を理解していないと楽しめないなんてことはないですので。

 

私はBLに興味は全く無いですが、オタクスピリットは持っているので「同性オタクで集まってワーキャーする感覚」を思い出すと懐かしいです。
趣味の集まりという平和な世界って良いですよね。
社会人になってもこんなに頻繁に集まれる友人がいるのは素敵なことです。

 

ちなみに、シリーズは2018年に出た3巻目で終わってしまったのですが、最後まで最高でした。

 

「 彼氏にもらったプレゼントを自慢し合う」という設定でクリスマスパーティーを女友達だけで開いて、空想上の彼氏のエピソードで泣いたりします。
好きなキャラクタはオカザキさん。

関係ねえ 戦いてえ

戦って勝ちてえ 誰が強者なのか白黒はっきりさせてえ

 

Mちゃんもヤバイ。クリスマスパーティーで初めて会ったメンバーに対して一言目が

私はこの4人 前世からの友人だと思ってるから

やっと会えたね

でした。
つづ井さんの「なんでCLAMPみたいな世界観?」というツッコミも含めて、もうとにかく全部面白い。

 

という感じで、コミックエッセイの世界はかなり変わった面白い作品が多いので、是非読んでみてくださいね。

【追記】最近のイチオシは、ベルリンの「普通の暮らし」を描いたこの漫画!

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