英語に本気で取り組みたいけど、
英単語の本が多すぎて選ぶの大変だなあ。
どの英単語から覚えればいいか教えてほしいな。
上記の悩みにお答えします。
結論から言うと「頻出の基本英単語」から覚えるのがオススメです。
言われてみれば当たり前ですが、頻繁に使う英単語から覚えていくのが一番効率的ですよね。
色々な英単語帳がありますが、一番オススメなのはネットで無料で見られる「NGSL」です。
先にリンク貼っておきますね(英語ですよ)
http://www.newgeneralservicelist.org/
当記事では以下のような内容を説明しています。
- NGSLってなに?
- どうやってNGSLを勉強すればいいの?
- TOEICや仕事に必要な英単語は?
目次
New General Service List(NGSL)は頻出の基本英単語リスト
NGSLはNew General Service Listの略です。
2013年に作られた基本英単語リストでして、
約20億近い言語資料の中から、
頻出語2368語を厳選しています(派生語を含めると約2800語)。
なんとこれ、一般的な英文の9割をカバーしています。
大学の英語の専門家がまとめただけあって信頼性も高いです。
NGSLはぶっちゃけ「2800語」も覚える必要はありません
とはいえ、2800語は多すぎ…!って思った方もいるはず。
ただ、ぶっちゃけ既に知っている単語が大半です。
というのも、以下のような基本的な単語も含まれていたりします
- the
- be
- and
- of
- to
これ、頻出単語トップ5なんですが、流石に誰でも知っていますよね。
こんな感じで、量が一見多いように見えるけど、意外とやってみると何とかなります。
【信頼性あり】NGSL(GSL)は100年近い歴史あり
NGSLの前身はGSLと呼ばれる約2000の英単語リストでした。
英語教育の専門家が1930年付近に作ったものです。
これも優れた教材だったのですが、
- 現代の単語にそぐわない(古い)
- 元としている英単語の量がやや少ない
といった問題があり、NGSLが新たに作られました。
100年近く使われていて、今なお進化を遂げる単語集って感じですね。
GSLとNGSLどちらを勉強すればいいか迷った方は「NGSL」一択でOKです
NGSLをダウンロードする方法
NGSLをダウンロードするには、公式HPにアクセスすればOKです。
以下のページから日本語訳も付いたエクセルリストがダウンロードできますよー。
http://www.newgeneralservicelist.org/new-ngsl-japanese-defs
面倒な人のために、エクセルの直リンク貼っておきます(リンクが切れてるかもしれません)↓
http://www.newgeneralservicelist.org/s/E-J-Definitions-from-NGSL-Builder.xlsx
ただ、、後述のスマホアプリを使って勉強する方がオススメです
【無料】NGSL関連ツールの使い方と学習方法
NGSLのページには色々なツールが紹介されています。
その中でも特に役立つのは
- スマホのアプリ(iPhone/Android)
- Webブラウザ上で使える「フラッシュカード」
の2つです。
それぞれ使い方とオススメの学習方法を紹介していきます。
【アプリ】NGSL Builder 日本語版
スマホ(iPhone、Android)で使える「NGSL Builder」というアプリが一番手軽で勉強しやすいですね。
日本語にも対応しています。
正直言うと、日本語訳が微妙な所もあります。
ただ、ザックリとどの単語を知らなかったかを確認するのに使えますよ。
ホーム画面から「英単語を選択する」で全項目を追加した後、「英単語を学習する」で学習していけばOK
2800個一気にやるのはシンドイので、コツコツ暇を見つけてやると良いでしょう。
ちなみに正解したものは「1日後→3日後→1週間後→1ヶ月後」と適切な復習タイミングで、学び直せます。
※メンタリストDaiGoさんの勉強本にも書かれていますが、科学的に理想とされる復習タイミングにかなり近いです。
このアプリを使って「頻出単語」をとりあえずザックリ理解&覚えることからはじめましょう。
【Webサービス】Quizlet
QuizletというWebサービスも、かなり使えます。
PCやスマホのWebブラウザ(SafariやGoogleChrome)からインストール不要で使えます。
https://quizlet.com/class/1040500/
日本語で使えるサイトなので、普通に会員登録して使っていきましょう。
有料会員の勧誘がありますが、無視してOKです。
下記のような画面がでるので「または引き続きQuizlet無料版を楽しむ」を選択してください。
あとは、頻出英単語の1番上からやっていけばいいですね。
※ちなみに、答えの説明文は「英語で書かれている」のでご注意を!
パソコンでやる方は「Weblioポップアップ辞書」というGoogleChrome拡張機能をインストールすると、辞書を引く手間が省けるのでオススメです。
【余談】発音を確認するのに超便利
余談です。
私はフィリピンセブ島に留学して、発音矯正をしました。
が、思った以上に「カタカナ英語」に毒されていたことに気づきました…。
※日常的に使う「thank you 」や「that」さえも正しい発音ではなくてショックでした
ということで「頻出英単語をしっかりと発音できるか」を確認するために、このサービスを使いました。
リストを選択した後に、左側のメニューに出る「音声チャレンジ」というのを開き、頻出単語を順番に「耳で聞く」ようにします。
その後聞いた単語を自分で発音テストしてみる…という感じ。
※iPhoneやAndroid(PCでもOK)の音声入力で、自分で発音してみて、適切に認識されるかを試しました
【おまけ】目的別に使える英単語リスト
先程のNGSLを覚えた後に、目的別に使える英単語リストをまとめています。
NGSLのウェブサイト内の補助コンテンツですが、こちらも無料&かなり良質な内容です。
ビジネスマン向けの英単語→BSL【1754語】
ビジネス英語でよく出る単語を覚えるならBSL(Business Service List)。
最初に説明したベーシックな頻出単語を集めた「NGSL」の後に学ぶことで、ビジネス英文の97%をカバーできます。
http://www.newgeneralservicelist.org/bsl-business-service-list/
ビジネスマンはこの単語リストを覚えればいいですね、量が多いけど…
TOEIC受験者向けの英単語→TSL【1200語】
2016年に作られたTOEICの頻出単語1200語を集めた単語リストがTSL(TOEIC Service List)。
ベーシックな頻出単語を集めた「NGSL」と合わせて学ぶことで、TOEICの英単語を99%カバーできますよ。
http://www.newgeneralservicelist.org/toeic-list/
研究者・大学院生向けの英単語→NAWL【963語】
学術的な文書によく出る単語を覚えるのに役立つのがNAWL(New Academic Word List)。
NGSLの単語(基本をカバーする2368語)の後に学ぶと、学術的文書の92%がカバーできますね。
http://www.newgeneralservicelist.org/nawl-new-academic-word-list
大学院生とか、研究論文を読む人にオススメです。
って感じ!
英語を改めて学ぼう!って人は、まずはこの英単語を学習する所から試してみましょ~