平均寿命とはなにか知っていますか?
よくわからないので、調べて解説しました。
目次
平均寿命とは
平均寿命とは「0歳の子どもの平均余命」です。
平均寿命の定義を確認
平均寿命の定義を確認しましょう
平均寿命とは、0歳における平均余命(その年の年齢別死亡率で死亡していくとした場合、0歳の者が生きることとなる平均年数)をいいます。
引用元:統計局ホームページ
よくわかりませんね(笑)
「死亡した年齢の平均」では無いようです。
平均寿命をざっくり理解する
平均寿命とはなにか、大雑把に知りたいですね。
厚生労働省の資料 を確認しましょう。
上の表で説明してみます。
- 10万人の赤ちゃんが生まれました。
- 「今の日本」の死亡率は統計からわかります。その死亡率で一定数の人が死んでしまうことにします。
- 10万人いた赤ちゃんは、毎年(年齢ごとに)一定の割合で死んでいきます。
- 死亡数の面積が等しくなった年齢が平均寿命と言うらしいです。
2018年の平均寿命は「あなた自身の寿命」とは関係ありません!
その年に生まれた赤ちゃんの寿命、ということになりますね。
私は完全に勘違いしていました。
平均余命とは?大事なのは平均寿命ではない
平均寿命(その年の赤ちゃんの平均余命)は私達には関係ないです。知りたいのは平均余命ですね。
平均余命の定義とは
平均余命とは「ある年齢の人々が、その後何年いきられるかという期待値」です。
厳密な定義は色々あるでしょうけどザックリ理解でいきましょう!
平成28年の生命表を確認して年齢ごとの平均余命を見てみましょう。
男性の人生は81年くらい
平成28年時点で、20歳男性の平均余命は61年です。
男性は人生81年です。
女性の人生は87年位
平成28年時点で、20歳女性の平均余命は67年です。
女性は人生87年です。
健康寿命という概念は当てになるのか
健康寿命という概念もあります。この考えビミョーっぽいです。
「ただ生きる」のではなく、「よく生きる」年齢としてみたいですが、使えない数値っぽいですよー。
健康寿命の定義とは
健康寿命の定義は「健康に過ごせると期待される平均的な年齢」です。
「統計局の世界の統計」の定義を参考にしました。
健康寿命:出生時の健康余命(健康に過ごせると期待される平均的な年数)。
健康と は,肉体的・精神的及び社会的に健全な状態をいう。
引用元:「統計局の世界の統計」
…突然、定性的な定義になった!
アンケートで「健康かどうか」を聞いていたりするようです。
調査方法もまだ議論がありあてにならないっぽいです。
男性の健康寿命は72歳
2013年時点では、男性の健康寿命は72歳になっていますね。
アジアではシンガポールに次いで第2位です。
※1位じゃなかった!(笑)
女性の健康寿命は78歳
2013年時点では、女性の健康寿命は78歳になっていますね。
アジアではシンガポールと同率で第1位です。
※シンガポール強い(笑)
健康寿命を超えて働く老人
健康寿命を超えて働く老人といえば、ジブリの宮崎駿さんでしょう。
77歳の今なお、映画を作り続けています。
まとめ:平均寿命と平均余命
ざっくりとまとめます。
- 平均寿命とは「ある年に生まれた赤ちゃん10万人のうち、5万人が死んでいる年齢」
- 平均余命とは「ある年齢の人々が、その後何年いきられるかという期待値」
- 男性の人生は80年くらい(70歳まで健康)
- 女性の人生は90年くらい(80歳まで健康)
という感じ。
私もこのデータを見てからは、できるだけ寿命を伸ばすために、健康的に生きることを意識しています。
健康に関しては、科学的な研究結果をまとめた本を参考に食事と運動の改善に取り組みました。