ジュリエットと怪物(Julchen und die Monster)というボードゲームをやりました。
人狼みたいな「騙し合うゲーム」が好きな人にオススメです。
当記事では「ゲームの紹介」と「私なりの攻略方法」をお伝えします。
目次
ジュリエットと怪物の概要
ジュリエットと怪物の概要はこの通り
- プレイ人数:2~5人
- プレイ時間:20分
- 年齢:8歳以上
コンポーネントはカード33枚を中心に、かなり小さめです。
安いし、雰囲気あるし(カードの手触りいいし)、なかなかオススメです。
ただ、ボードゲーム未経験者だと楽しむ前に終わっちゃう可能性あるかも(ルールはシンプルだけど、慣れるまでちょっと難しい)
一言で言うと「ババ抜きの進化版」でして、ババを持っていることをバレないようにいかにゲームを進めるのか?という内容です。
ジュリエットと怪物のルール
ジュリエットと怪物のルールはこの通り
- 勝利条件は2つ
- 山札にあるババ(ジュリエット)を最後まで持っている
- 他人のジュリエットを攻撃(奪う)こと
- 自分の手番にできることは以下の3つ
- 山札からカードを1枚引く
- 他のプレイヤーの手札のカードを1枚引く
- 捕食する(手札のカードを犠牲にして他人のカードを奪う)
それと特徴的なのが、手札のカードの並び方です。
手札の端っこに行くに連れて小さいカードである必要があります。
つまり、
「1 2 7 5」という手札の時に「3」をひいたら
「1 2 3 7 5」あるいは「1 2 7 5 3」に、入れる必要があります。
ジュリエットと怪物の攻略方法【ボドゲ考察】
ジュリエットと怪物の攻略方法です。
このゲームは、前半戦、中盤戦、後半戦で戦い方が違います。
前半戦
前半はハッキリ言って、ヒントがなさすぎるので、他の人のカードを見てもあまり意味がないです。
それよりも自分の手札を補充することのほうが重要だと思います(基本的にはカード枚数が多いほうがこのゲームは有利です)
相手のカードの並びが気になる場合には、「相手のカードの情報」を1枚でも持っている必要があります。
ということで、相手の情報を知るために、
- 相手の手札から一枚引く
- 相手に自分の手札を一枚引かせる(自分のカードが入った場所から相手のカードの場所が分かる)
のどちらかを仕掛ける必要があります。
ただ、稲妻なりジュリエットなりでカードシャッフルが起きると、せっかく知った情報が無駄になってしまうので、あまりおすすめしません。
中盤戦
(ジュリエットを持っている場合)
中盤戦と言えるのはデッキカード枚数が4枚~8枚辺りですね。
この頃には、手札の枚数がそこそこ増えているはず。
自分がジュリエットを持っている場合は、相手にバレないように「とにかくデッキを消化する」のが得策です。
あとは、他の人がジュリエットを持っているように見せかけるためにするのが大事。
例えば、他人のカードを引いてシャッフルが発生したプレイヤーがいたとします。
そのプレイヤーから執拗にカードを引くようにすることで、「ジュリエットを持っている感」が出ます。
あとは、カードを引くときには、できるだけ端っこを狙うことで、シャッフル発生を避けるというのも手です(一般的なプレイヤーは7,8などのカードは中心に寄せていることが多い)
で、ジュリエットを誰かが持っている感が出てきたら、さりげなくデッキ消化に勤めましょう。
こうすることで、ジュリエットをもったまま、早く抜けることができます。
※捕食を防御するかは難しいところでして、防御するとジュリエット持っている感が出てしまいます。逃げ切れそうなら防御するのもありです
(ジュリエットを持っていない場合)
中盤戦(ジュリエットを持っていない場合)について。
残り枚数が少なくなった場合、ほぼ誰かがジュリエットを持っていると思われます。
持っている人は、デッキの消化に勤しんでいる人の可能性が高いです。
あるいは、無駄に捕食を使うことで、手札枚数を減らそうとしている人の可能性もあります。
ということで、山札の消化よりも、他人の手札を引くことを中心に行いましょう。
ただしこの時、手札のカード枚数が少ないと危険です。
ジュリエットを引いた後に、他のプレイヤーから狙われて、守るすべが無くなります。
他のプレイヤーと協力して「ジュリエットを持っていそうな人を集中砲火しよう」と働きかけるのもありだと思います。
後半戦
(ジュリエットを持っている場合)
後半戦(ジュリエットを持っている場合)です。
ジュリエットを持っていることがバレていない場合は、残り何回デッキあるいは周回カードを引いたら勝てるのか計算しましょう。
捕食を使って、手札のカードを減らすの手です。
デッキ切れの状況になったら、ほぼもう勝利でして、相手から手札のカードを引かれて手札枚数が減って勝利というパターンもあります。
ということで、とにかくデッキのカードを消化していきましょう。
※手札枚数は7枚ギリギリまで持っているのが吉です(奪われづらくなるため)
(ジュリエットを持っていない場合)
後半戦(ジュリエットを持っていない場合)について。
結構、絶望的ですw
このゲーム、「誰か1人だけが勝利」なので、他のプレイヤーと協力しすぎてもダメだったりします。
とはいえ、このままだと負ける…という状況になったら、他のプレイヤーと情報交換をするのもありです。
今自分が引いたカードがどこのものだったということを場全体で情報共有することで、ジュリエットをうまく引く可能性を上げるのです。
問題は、ジュリエットの隣には稲妻がある可能性が高い点です。
これを引いてしまうと、「ジュリエットを引いた疑惑」が持ち上がります。
グレーなやり方ですが、稲妻を引いたことを証明するのも一つの手かもしれません。
まとめ:ジュリエットと怪物は面白い!けど…
まとめです。
ジュリエットと怪物はかなり面白いルールで、よくできていると思います。
だけど、毎ゲーム面白くなるのかというと微妙です。
面白いときはかなり面白いのですが、結局は運な感じもするし、戦略というよりは「会話してガヤガヤと嘘つき探し」が楽しいゲームですね。
あとは、上記で書いたような攻略方法を考えずにやると「ただの運要素」に支配されるので、注意が必要です。
そういう意味で、ボードゲームをいくつかプレイしたことある人同士でやるのが丁度よいゲームかなと思います。
いずれにせよ、約1000円&この小ささ、プレイ時間も20分~30分程度ということで、サクッと騙し合いゲームをやりたい人にはオススメです