エスカレーション(ESCALATION)はボードゲーム作りの神様「ライナー・クニツィア」のカードゲームです。
当記事では「ゲームの紹介」と「私なりの攻略方法」をお伝えします。
目次
エスカレーションの紹介・ルール説明
エスカレーションの紹介・ルール説明です。
概要はこちら
- プレイ人数:2~6人
- 対象年齢:10歳以上
- プレイ時間:15分
56枚のカードだけを使って遊びます。
酔いどれ猫のブルースや、ペンギンパーティー、モダンアートなどの名作ボードゲームを作ったクニツィアならでは、「ジレンマを感じる」良いゲームです。
わりとシンプルなルールですし、運の要素もけっこうあります。
初心者も楽しめるカードゲームです。
エスカレーションのルール
エスカレーションのルールのポイントは以下の通り
- 勝利条件:引き取ったカードの獲得数が少ないこと
- 自分のターンで出来ること:手札のカードを場に出す
- 場に出ているカードよりも強いカードを出す必要がある
- 同じ数字のカードはまとめて出せる(5が2枚で10点相当になる)
- カードを出せなかったら、場に出ているカードを引き取る
という感じで、場のカードをもらうか、もらわないように強いカードをかぶせるかを考えつつ戦う感じです。
カードの種類は
- 「1~13」という単純な数字カード
- 「1~7の好きな番号に出来る」カード
- 問答無用で「PASS」できるカード
などがあります。
1~13の数字カードの枚数がそれぞれ違うのが攻略のポイントです(後述します)
こんな感じで意外とシンプルなルールです。
それゆえに相手の手札も結構読めます。
結果、戦略が重要なゲームになっています。
※大人数だと完全な運ゲーになるので、3~4人くらいでプレイするのがオススメ
エスカレーションの攻略方法【考察】
エスカレーションの攻略方法(考察)です。
私なりの戦い方を書いています。
エスカレーションの肝は、責めと守り
エスカレーションの肝は、責めと守りです。
つまり、
- 【守り】場に出ているカードが大きくなった時にいかに取らないか
- 【守り&攻め】場のカード枚数が少ない時にいかに手札を充実させるか
- 【攻め】まとまったカードをいかに相手に取らせるか
という感じ。
【守り】場に出ているカードが大きくなった時にいかに取らないか
守りの方法ですが、基本的には、強いカード(単体)はあまり使い物になりません。
最強なのは「PASS」カードですね(2枚しか無い)。
これを持っていることで、場のカードが強すぎる(そういう時はたいてい枚数も多い)時に逃げ切ることができます。
場に出るカードがまさに「エスカレーション」しそうな時(カード枚数が多くなりそうな時)に逃げれるかが勝負のポイントです。
エスカレーションしそうだなあ、と感じたら、早めに場のカードを回収するのも手です。
【守り&攻め】場のカード枚数が少ない時にいかに手札を充実させるか
で、このゲーム、常に勝ち続ける必要はないです。
先述の通り、場に出ているカード枚数が多くなった時に逃げれば良いです。
そのためには、PASSカードを手に入れるか、5や6を複数枚(3枚以上)持っておくことが重要です。
※複数枚になったときに強いカードは枚数が多い点がポイント
ということで、積極的に5や6は使わないほうが良いです。
複数持てるように貯めておくのが大事です。
※5あるいは6を3枚持てることを目標に手札を充実させるのが重要です
そのため、1~4くらいの低いカードが場に出ている時に、無理して勝ちに行かなくてもいいです(5や6を消費しなくていいです)。
代わりに引き取って、弱いカードを消化することで手札を充実させることが重要です。
この「勝てるカードが手札にあるのに、あえて回収する」というのが非常に重要です。
基本的には1~4くらいは持っていてもどうしようもないことが多いので、手札にそれらのカードがある時は積極的に、場のカードを回収して、1~4を出して山札から新しいカードを引いたほうが「手札の充実」に繋がります。
【攻め】まとまったカードをいかに相手に取らせるか
「攻め」で大事なのは、いかに相手にまとまったカードを取らせるかです。
相手の手札が弱い時(強いカードを出し尽くした後やPASSカードが出た後)を狙って、積極的に強いカードをまとめて出すことで攻撃を仕掛けていきましょう。
この強いカード合戦になった時に「2段構え」でいることが重要です。
※例えば、「13が1枚」と「5が4枚」ある…みたいな感じです。
例えば
- 「1~7」カード含めて7が3枚ある
- PASS2回で自分に回ってくる可能性が低い
ときには、攻撃を仕掛けましょう。
それ以外は基本的に、手札のそこそこのカードを消化しつつ防御し続ける(耐え忍ぶ)のが重要なゲームだと思います。
まとめ:エスカレーションは流石クニツィアというゲームバランス
エスカレーション、けっこう楽しめました!
流石、クニツィア(=天才ゲームデザイナー)が作っただけあります。
非常に良いゲームバランスです。
エスカレーションはこんな人にオススメ
エスカレーションはこんな人にオススメです
- ボードゲーム初心者
- UNOや大富豪が好きな人
- クニツィアのが好きな人(ペンギンパーティーとか)
- サクサク遊べるゲームをやりたい人(1プレイ時間短いです)
- 3~5人くらいであそぶことが多い人