「Coup(クー)」は人狼好きにオススメの「ブラフ系(嘘つき系)」ボードゲーム(カードゲーム)です。
当記事では「ゲームの紹介」と「私なりの攻略方法」をお伝えします。
目次
「Coup(クー)」とはどんなカードゲームか?ルールは?
「Coup(クー)」とはどんなカードゲームか?
概要をまとめます。
- プレイ人数:3~6人
- プレイ時間:約15分~30分
- 対象年齢:10歳以上
- デザイナー:Rikki Tahta
人狼好きならハマると思います。
一言で言うと「騙し合い」と「読みあい」のゲームです。
クーはゲームのフレーバーが秀逸
ゲーム内容から逸れるんですが、クーはゲームのフレーバー(説明文・世界観・テーマ)が秀逸です。
説明文はこんな感じ↓
腐敗し弱体化した宮廷が治める、陰謀渦巻くイタリア都市国家。
貴方が扮するのは、この都市における一家の長です。
権力への道は汚れた手で切り開き、都市を手に収めるのです。
他の諸家が持つ影響力を削ぎ落とし、国外追放していきましょう。
生き残る家はわずかひとつ。
貴方はその座に着けるでしょうか。
陰謀渦巻くイタリアって舞台設定が良いですよね。
ボードゲーム「Coup(クー)」のルールの簡単な説明
「Coup(クー)」のルールを簡単に紹介しますね。
- カードの種類は5種類
- 1人2枚のカード(通称「影響力」)を持つ
- 各プレイヤーは順番に「金貨」を獲得するか、誰かを攻撃するかを選べる
- 攻撃された側は防御(防衛)するか、ダウト(嘘を見抜く)をして反撃できる
- 他のプレイヤーの影響力を失わせて、最後まで生き残れば勝利
というのが大枠です。
つまり、自分の持っているカード(影響力)=ライフを守り抜くというゲームです。
で、このカード(影響力)には5種類の人物がいて、それぞれ特殊能力を持っています。
詳細な説明は省きますが5人のキャラクタはそれぞれ敵対関係にあります。
- 公爵:他人の「金貨獲得行動」を妨害できる
- 刺客:他者を暗殺できる。ただし女伯には妨害される
- 大使:カードを交換できる
- 女伯:特殊効果は無い。刺客の暗殺を妨害できる
- 船長:他人の金貨を奪える。ただし大使や他の船長に妨害される
という感じです。
「Coup(クー)」の面白いポイント(感想・レビュー)
「Coup(クー)」の面白いポイント(感想・レビュー)です。
ゲームに慣れれば慣れるほど「ブラフ」が上手くなる点が良いです。
戦略を考える面白さがありますし、相手の言動が嘘か見抜く必要があるので、頭を回転させ続ける必要があります。
※逆に言うと、実力差が生まれてしまうゲームとも言えますね
また、前半戦、中盤戦、後半戦と持つべき(持ちたい)カードが変わってくるのも特徴。
嘘を付くことのリスクは前半は低いです。
しかし、「他人の言動が嘘と宣言する(ダウト)」行為のリスクは高いです。
※ダウトに失敗したら(=嘘じゃなかったら)、自分の影響力(ライフ)は失われます
しかし、後半になるにつれて、残ったカードが明らかになっていくのもあり、嘘を付くのが難しくなります。
また、自分のカードがバレてしまうと、攻撃の糸口が無くなる危険性もあります。
とはいえ、意外と「運ゲー感」があるといいますか、理詰め(論理)で分かる限界があります。
※積極的にダウトをできない(リスクが大きすぎる)という点が原因ですね
とはいえサクサク遊べるので「嘘をついたり見抜いたりするのが楽しい」という人にはオススメです。
※人狼は好きだけど長すぎる…という人も気にいるはず!
「Coup(クー)」の攻略方法・戦略【ボードゲーム考察】
「Coup(クー)」の攻略方法・戦略(ボードゲーム考察)を考えてみました。
ポイントは3つです
- 「公爵」ブラフが最強すぎる
- 前半はあえて嘘をつくのはあり
- クー(Coup)できると狙われる
「公爵」ブラフが最強すぎる
ゲームを何回かやると気づくのですが、「公爵」ブラフが最強すぎます。
※ゲームバランス調整ミスっている気がしますw
前半はこれで、とりあえずコインをGETしておくのが得策だと思います。
他者にとっては
- 3枚あるので公爵持ちの可能性が高いと思う
- 妨害できないからとりあえず放置しようと思う
ということで、あまりダウトするメリットが無いんですよね。
ちなみに他人が「援助(金貨2枚獲得)」をやる場合に、公爵持ちとして妨害(ブロック)をするかは微妙です。
最初に積極的にブロックすることで、持っている感じを植え付けるのはアリです。
※相手がどれくらい好戦的かによります
結局、嘘を付くことに成功すれば、実質3枚持っているようなものなので、かなり有利に進めることができます。
前半はあえて嘘をつくのはあり
前半はあえて嘘をつくのはありです。
特に先述の「公爵」や「大使」は他の人が妨害しないので、嘘をついても確実に通ります。
つまり、手札が弱い場合(船長は弱い印象です)は、大使を持っていなくても交換を積極的にやるのはありです。
ちなみに前半と後半で持っているカードの感じを変えたとしても(後半嘘をついても)、意外と防ぎようがある気がします。
相手が「ダウト」というモチベーションがあるかどうかで考えましょう。
クー(Coup)できると狙われる
クー(Coup)ができるようになると狙われますw
金貨5枚くらいでうまいこと待機しておいて、他の人のヘイトを稼がないようにするのも作戦です。
※大使ブラフで手札を充実させるのもあり
また、あえて3枚溜まったら刺客(暗殺)を仕掛けていくというのもありです。
※公爵を使っていてブラフしていなさそうな人などを狙い目かも
【余談】後半の最善手はまだ考え中
余談です。
後半の最善手(理想的な手札)はまだ考え中です。
案1:女伯を持つ
刺客の暗殺で殺されるリスクを考えると「女伯」を持っておくのが1番だとは思います。
ただこのカード、攻撃力が弱いので、クーできるほどの金貨を蓄えておけるかが勝負です。
また、女伯を持っていることがバレると、船長などで強奪されて途端に厳しくなるという現実もあります。
案2:刺客を持つ
刺客を持つとどうなるか?
暗殺で敵を倒せる可能性はありますが、女伯を持っている可能性がある相手には厳しくなります。
「1枚」vs「1枚」の状況なら持つのはありだと思いますけどね。
案3:意外と船長が良い?
個人的にはいまいちだなあ、と思っていた船長ですが、後半は役に立つかもしれません。
攻撃と防御を一緒にできる(相手の金貨を2枚奪える)ので、タイマンに持ち込んだらなかなか強いですね。
相手は2枚獲得をする(公爵ブロックが無い)はずなので、自分の手持ち金貨だけが増えていくイメージです。
「船長」を持っているふりをして、実は「女伯」を持っているというのが、相手の手持ちが刺客だった場合には、理想的なパターンですね。
【まとめ】「Coup(クー)」は人狼好きならやって損はしません
「Coup(クー)」は人狼好きならやって損はしません。
頭を使い続ける系のブラフゲームなので、
- そこそこボードゲームが好きな人
- 頭を使うゲームが好きな人
とやるのがオススメです。
※一人でも、頭使わずテキトーにやりたい人がいると、ゲームがいまいち成り立たない可能性もありますので注意です。
ワンナイト人狼やるよりこちらのほうが面白いと思います